入管外国人収容問題から見る外国人の人権問題と入管行政のあるべき姿

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作者:株式会社トレデキム 販売形式:単品販売 商品種別:動画、音声、レポート 再生時間:80分

概要

出入国在留管理庁の発表によると日本に在留する外国人の数は2019年6月末時点で、過去最多を更新し、282万9416人となりました。外国人が日本で仕事をしたり日本へ留学したりするにはビザの取得が必要となりますが、中にはビザの期限が切れた後も日本に滞在するオーバーステイの状態になる外国人もいます。

日本での在留資格が無く国外退去を求められている外国人は出入国在留管理庁(いわゆる入管)の施設に収容されます。今、その収容が長期化している人が増えており、中には5年以上も収容されている人もいます。収容がいつまでかがわからず精神的に追い込まれ自殺してしまう人もいます。

そうした中、東京入国管理局の元職員の木下洋一さんが入管問題に取り組んでいます。木下さんは外国人を管理する制度自体に問題意識を持ち大学院でも研究されました。2019年3月末に入管を退職し現在勉強会、講演などを行い、この問題の発信に取り組んでいます。

この問題の背景には何があるのか、留学生の問題とも共通するその根源に迫り、そして本来あるべき入管制度の姿とはどういうものなのかを当対談でお話しいただきます。


参加者の方の声

・非常に良いセミナーでした。ライブで20人、録画で20人とのことでしたが、もっと多くの方に聞いていただければという点が少しだけ残念です。

・まだまだ入管業務は駆け出しなのですが、長く実務に従事し、さらに勉強され入管業務に疑問を感じられた木下先生の話はとても深みがあり、また様々な角度からの見解を聞けとても勉強になります。

・なかなか不透明な入管行政に関して元職員の方に話が聞ける貴重な時間でした。

・これまでの経緯や今の現状はわかりました。テーマには合っていたと思いますが、できれば日本語学校などの実際の現場がどう考えてやっていけばいいのかまで話が膨らむと良かったです。

・秋の入管法改定についてもその動向などを発信し続けてくださるとうれしいです。またこのような機会があれば是非参加したいです。

・入管問題のポイントと改善点がより深く認識することができました。また入管行政を知り尽くす木下さんだからこその視点が非常に貴重なものとなり、大変感謝致します。

・入管の対応にモヤモヤしていたが、その原因が何だったか明確になった。


講師プロフィール

出世とは無縁の元入管職員。現役時代の密やかな自称:「入管のはみだし者」 大学卒業後、1989年4月、公安調査庁入庁。(国家Ⅱ種採用)2001年、入国管理局(現・出入国在留管理庁)へ異動。以降、2019年3月に退職するまでの18年間、入国審査官として在留審査、上陸審査、留学審査、違反審判等の業務に従事し、末端から入管行政の内側を見続けてきた。 入管行政に対する疑問から、現役職員であった2017年4月、神奈川大学大学院法学研究科に社会人入学。「出入国管理システムにおける行政裁量の統制に関する一考察」で法学修士学位取得。 2019年3月、大学院修了と同時に入管局を早期退職。退職後、共に生きる社会をめざし,入管システムの改革を訴えるべく入管問題救援センターを立ち上げた。

 

入管外国人収容問題から見る外国人の人権問題と入管行政のあるべき姿

価格: 1,320円

カリキュラム

入管外国人収容問題から見る外国人の人権問題と入管行政のあるべき姿 公開日: 2020/09/17
1 約80分 入管セミナー