小笠原秀邦

水琴窟・癒しの音について

日本庭園にある「水琴窟」ではあの心に染み入るような澄んだ音色に誰もが時を忘れかすかな音に耳を澄まし、いつまでも聞いていたい。そんな心境になるものです。
日本庭園によくある詫び寂びや引き算の美・左右非対称に空間の美・余韻の感性などを合わせ持ち、流れ出た水の音よりも水滴と水滴の「間」を聞き、余韻を楽しみ、音を追って耳をそばだて、静寂の中に心を無にすることで古人たちは癒されてきたのではないでしょうか。